逆指値注文を設定しつつ、株価が自分にとって有利な方向に動いた場合は逆指値価格を自動で修正する注文です。損失を限定しつつ、利益の拡大を狙うことができます。現物取引の売り注文と信用取引の返済注文のみ利用することができます。
こんなお悩みありませんか?
目先の株価に振り回されて上手な売買ができない、日中は忙しいので損切り注文や利益確定注文がうまく入れられないというのは個人投資家の多くが抱える悩みです。
失敗パターン1
持っていればもっと値上がりしたのに、早々に売却してしまった
失敗パターン2
売却のタイミングが掴めずに逆に損失が大きくなってしまった
一方、トレイリング注文を利用すると…
あらかじめ損切りと利食いのルールを設定できるので、株価の動きに一喜一憂する必要がありません。また、「損切りは早く、利益確定は遅く」という投資上級者の戦略が簡単に使えるのです。
■現物売り注文での例
①700円以下になったら損切りとして成行注文を発注
②株価が800円以上になったらトレイリング(発注価格の自動修正)を開始
③トレイリング開始後の高値から100円下がったら成行注文を発注
POINT①
株価が高値を更新すると、発注価格も同じ幅を保って上昇
POINT②
発注価格は相場が反落しても下がらない
POINT③
発注価格まで下落したら売り注文を発注し、利益確定!
トレイリング注文ではPTSは利用できず、東証のみ指定可能です。SORを有効にすることは可能です。
注文したい数量です。初期条件損切り、もしくは最低限利益を確保したい価格を指定します。株価が指定した価格以下になれば(信用返済買い注文の場合は指定した価格以上になれば)、成行注文が執行されます。
損切り、もしくは最低限利益を確保したい価格を指定します。株価が指定した価格以下になれば(信用返済買い注文の場合は指定した価格以上になれば)、成行注文が執行されます。
現物売り注文、信用返済売り注文の場合
トレイリング(初期条件で指定した発注価格の自動修正)を開始する株価と、トレイリング開始後の株価の高値からいくら下落したら成行注文を執行するか指定します。
信用返済買い注文の場合
トレイリング(初期条件で指定した発注価格の自動修正)を開始する株価と、トレイリング開始後の株価の安値からいくら上昇したら成行注文を執行するか指定します。
トレイリング注文の有効期間です。30営業日先まで指定することができます。
【特集】いつ使う?どう使う?
初心者だからこそ知っておきたい「トレイリング注文」の活用術